光化学オキシダント等に注意!

更新日:2021年12月01日

光化学オキシダントとは、自動車の排気ガスや工場の煙に含まれる大気汚染物質が太陽の紫外線を受けて化学反応を起こすことにより発生する物質にことをいいます。
光化学オキシダント濃度が高くなり、空が白く「もや」がかかったような状態を「光化学スモッグ」とよびます。
光化学オキシダント濃度が高くなると、のどや目に刺激を与え、健康被害を引き起こすことがあります。

注意報等の発令

光化学オキシダント注意報
群馬県内では、光化学オキシダントなどの大気汚染物質を測定するために複数地点に自動測定機を設置し、常時監視を行っています。
これらの大気汚染物質の濃度が、高くなった(発令基準に達した)場合は、群馬県が注意報等を発令します。
注意報等の発令
光化学オキシダント濃度の1時間値が、「光化学オキシダント注意報」の発令基準である0.12ppm以上となり、この状態が継続すると認められると判断された場合に、群馬県は、大気汚染防止法の規定により、その地域に光化学オキシダント注意報を発令します。
注意報の発令時は、市や関係機関、学校施設、保育園・幼稚園などに群馬県から連絡が入ります。
注意報の解除
注意報の発令後、光化学オキシダント濃度が低下して、1時間値が注意報の発令基準未満となったときは、群馬県により注意報が解除されます。
注意報等が発令されたら
1.屋外での運動はできるだけ中止してください。
2.目やのどに刺激を感じたときは室内に入り、洗顔、うがいなどをしてください。
3.下校時間になっても注意報が解除されないときは、速やかに児童・生徒を帰宅させてください。
4.被害があったら、西部環境森林事務所または市役所環境課へ連絡してください。

大気汚染状況の測定

群馬県では、県内各地に大気測定局を設置しています。そこでは、光化学オキシダントをはじめとした汚染物質の大気中濃度等を常時測定し、大気の汚染状況を確認しています。
大気汚染状況(群馬県・外部リンク)
環境省大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)(環境省・外部リンク)

その他の大気物質

光化学オキシダント以外にも次のような大気汚染物質を常時監視しており、高濃度になった場合は、群馬県が注意報等を発令します。

大気物質の与える影響
種類 人体や環境に及ぼす影響
二酸化窒素(NO2) 高濃度で呼吸器に影響を及ぼすほか、酸性雨および光化学オキシダントの原因物質になると言われています。
浮遊粒子状物質(SPM) 大気中に長時間滞留し、高濃度で肺や気管等に沈着して呼吸器に影響を及ぼします。
二酸化硫黄(SO2) 高濃度で呼吸器に影響を及ぼすほか、森林や湖沼などに影響を与える酸性雨の原因物質になると言われています。
一酸化炭素(CO) 血液中のヘモグロビンと結合して、酸素を運搬する機能を阻害する等の影響を及ぼすほか、温室効果ガスである大気中のメタンの寿命を長くすることが知られています。
微小粒子状物質(PM2.5) 呼吸器疾患、循環器系疾患および肺がんの疾患に関して総体として人々の健康に一定の影響を与えていると言われています。

関連情報

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森林環境部環境課生活保全係

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電話番号:0274-40-2264
ファクス番号:0274-24-9268

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