施設内の様子
母屋兼蚕室

母屋兼蚕室
蚕室には障子の欄間や天井のコマガエシが付けられました。
屋根には天窓(「気抜き」「櫓(やぐら)」「越屋根」ともいう)と呼ばれる換気用の小屋根が3つあり、各部屋には火鉢が置かれました。これにより、通気をよくし、温度、換気の管理・調節ができるようになっていました。
令和3年度より修復保存工事をしています。
詳しくは次のリンク先をご覧ください。

母屋兼蚕室内(2階蚕室)
温度と換気の微調整を行うため、2階床下には火鉢を置くボックスが設置されました。また、換気のため棚の下は1階から2階へと空気が吹き抜けるように、開閉できる構造となっています。
長屋門

長屋門
長屋門は江戸時代後期の建築と考えられ、現在は瓦葺ですが、以前は板葺屋根だったと思われます。中には門番が住んでいた部屋があり、土間と小部屋に分かれています。
焚屋

焚屋(風呂)
母屋兼蚕室の裏には焚屋(風呂)があります。
東西6.4メートル、南北2.9メートル。
内部は向かって右側が炊事場、薪倉庫、左側が風呂になっています。
桑貯蔵庫
桑貯蔵庫
母屋兼蚕室と焚屋のさらに奥に、石垣で囲まれた桑貯蔵庫があります。
内側の大きさが東西4メートル、南北4.5メートル深さ2.6メートルです。
貯蔵庫として使われていた頃には屋根と壁があり、内部は仕切り壁で分けられ、はしごを降ろす場所がありました。
外便所

外便所
壁は三面が漆喰壁、東側一面は下見板張り。
南面には格子の小窓が配置されています。
内部は大便所が東側に2ヶ所、西側に1ヶ所配置され、その間に小便用があります。
内部の漆喰壁には生徒が書いたと思われる落書きが残っており、保存処理をして母屋内の資料室に展示しています。
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2024年07月10日