高山社跡の母屋兼蚕室復原に向けた解体工事が開始されました
本年度から7カ年計画で母屋兼蚕室の修復・耐震補強のための保存修復工事を開始しました。
令和3年度は、修理・調査のための母屋兼蚕室の全解体工事および建築部材の痕跡や傷み具合の調査を、令和4年度は、母屋兼蚕室の基礎部分の発掘調査および復原補強実施設計を、令和5年度から令和9年度は復原補強実施設計に基づいた復原耐震補強工事をそれぞれ実施する予定となっています。工事期間中、高山社跡の西側敷地内に、工事で解体した建築部材を保管するための小屋を設置いたします。いずれの工程も安全面に配慮し、時間を決めて工事の様子を見学できるようなルートを検討しています。
母屋兼蚕室の復原については、分教場当時の高山家の姿に戻すことを目標として、史跡高山社跡保存整備委員会などにて専門家の意見を伺いながら、検討を進めていきます。
また、工事期間中は、工事状況を見学していただくとともに、CG(コンピューターグラフィックス)やVR(バーチャルリアリティ)を活用して、母屋兼蚕室の画像などを使いながら解説をしていきます。
この機会にしか見ることのできない高山社跡の母屋兼蚕室の姿をぜひともご見学ください。
工事見学について
当日の工事内容によっては見学できない場合がありますのでご注意ください。
工事見学の可否および具体的な工事内容につきましては下記へお問い合わせください。
文化財の修復の様子がわかる貴重な機会ですので、ぜひご見学ください。
- 見学時間 午前10時からと午後3時からのいずれも10分程度
- 問い合わせ 文化財保護課(0274-23-5997)または高山社跡(電話番号 0274-23-7248)
母屋兼蚕室解体に伴う足場の設置
解体部材を保管する小屋の設置
更新日:2024年05月25日