藤岡市学校給食センターにおける食物アレルギー対応について
学校給食における食物アレルギー対応
基本方針
学校給食は、必要な栄養を摂る手段であるばかりではなく、児童生徒が「食の大切さ」「食事の楽しさ」を理解するための役割も担っています。このことは食物アレルギーのある児童生徒にとっても変わりはありませんので、食物アレルギーの児童生徒が他の児童生徒と同じように給食を楽しめることを目指すことが大切です。
食物アレルギーのある児童生徒は原因食品や症状の程度が一人一人異なるため、アレルギー症状を起こさないため、各学校および調理場の能力や環境に応じて、児童生徒の視点に立ったアレルギー対応給食を提供することが望まれます。
(群馬県教育委員会「学校における食物アレルギー対応マニュアル」より抜粋)
食物アレルギー対応について
(1)実施基準
学校給食における食物アレルギー対応食の実施基準について以下のとおりとする。
以下の基準をすべて満たした場合に実施する。
- 医師の診断により、食物アレルギーと診断されている。
- 原因食品(アレルゲン)が特定されており、アレルギー疾患用学校生活管理指導表により医師から食物除去療法を指示されている。
- 家庭でも原因食品の除去を行うなど食物除去療法を行っている。
- 定期的に受診し、評価を受けている。
(2)学校給食における対応について
児童生徒の食物アレルギーの状態(重症度や除去品目数)により、給食の対応は以下のように行う。
- 詳細な献立表による情報提供:28品目およびすべてのアレルゲンを記載した献立表を配布する。担任・児童生徒は保護者の確認内容に基づいて対応する。
- 弁当持参対応:毎日、または、食べられない献立のある日に、家庭から代わりに弁当を持参する。
- 除去食:献立から、卵・乳・えび・かにを除いて調理し、個別専用容器で提供する。
- 代替食:個分けヨーグルト以外は対応しない。
(3)実施する除去食品について
- 卵(鶏卵・うずらの卵)
- 乳
- 卵(鶏卵・うずらの卵)および乳以外の除去食は行わない。
- 藤岡市学校給食では、生卵・そば・キウイ・落花生は使用しない。
(4)除去食対応の内容について
- 卵・乳どちらか食べられても、2品目を除いた献立にする。
- 副菜・汁のみに対応。主食・主菜には対応しない。
- 卵・乳を使用した主食等については、必要に応じて家庭より代替品を持ってきてもらう。
- 文部科学省の指針に基づいた「多段階対応なしの完全除去対応」の対応給食を提供する。
(5)調理について
- 対応給食の調理は、アレルギー食調理室で行う。
- アレルギー食調理室には、原因食品を一切持ち込まない。
- 調理したものは、対象児童生徒の氏名を表示し専用容器に入れる。
- 専用の食器は用意せず、センターから配送された食器を使用する。
(6)配送について
- 専用容器はコンテナ等に収納し、学校へ配送する。
- 各学校の対応人数によって配送コンテナ内もしくは別容器での配送となる。別容器で配送となる学校については、容器を置く場所を確保する。
- 運転手は、除去食があることを学校関係者に伝え、確認してもらう。
(7)学校での対応について(各校毎に検討する)
- 給食センターから配送された専用容器を、学校関係者は原則として職員室に届ける。
- 児童生徒本人または担任が職員室に専用容器を受け取りに行く。
- 除去食提供児童の配膳は最初に行う。
- 除去食提供時のおかわりは禁止とする。
- 児童生徒本人又は担任が職員室に専用容器を返却する。
- 担任が欠席の場合は、補充に入る教員と連絡調整を密にしておく。
- 緊急時は学校内で連携をとり対応する。
(8)回収について
- 学校関係者は、専用容器をコンテナ等の中に収納し、給食センターに返却する。
- 専用容器、調理器具の洗浄・消毒・乾燥・保管は、アレルギー食調理室で行う。
(9)食物アレルギーによる緊急時の対応について
- 学校における食物アレルギー対応マニュアル<藤岡市・多野郡版>に準拠

食物アレルギー物質を除去した和え物、サラダ用の容器で、食材の温度管理のために、容器の下には保冷剤を置いています。
アレルギー対応食用の専用容器で、児童生徒分を個々に配缶し、専用カゴで学校へ行きます。
青いファイルは、除去食があるときに担任が除去食を確認し受取のサインをしていただき、担任は、直接児童生徒に除去食の入った容器ご渡します。
アレルギー対応食専用の調理室
鍋は、アレルギー原因食材に触れていない調理従事者が除去食として調理を担当します。

アレルギー対応食当日の調理従事者および配送業者への連絡のための掲示板です。
更新日:2025年03月04日