ヤリタナゴ(コイ目コイ科)

更新日:2025年03月04日

ヤリタナゴ(コイ目コイ科)の特徴
  ヤリタナゴ(コイ目コイ科)
全長 タナゴの仲間では比較的大きくなる種で、8~12センチメートルになります。
形態 体形は細長く、口すみに1対の口ひげを持っています。産卵期になると、おすは体が赤みを帯び、背びれと尻びれの縁が朱色に染まります。また、口のまわりには追星と呼ばれるボツボツした突起が現れます。めすは腹部がふくらみ2センチメートルほどの産卵管がのびてきます。
生活 川の中流から下流の流れのあるところや水路・池などに生息し雑多なものをエサとしています。
繁殖 産卵期は春から夏で、藤岡市の場合は、マツカサガイやドブガイが生息していますが、主に産卵母貝にマツカサガイを使っています。めすは貝の出水管に産卵管を入れて米粒状の卵を産みつけます。卵は貝の中で受精し、そのまま発生してふ化し、1センチメートルほどの大きさになるまでとどまり、そのあと稚魚となり貝から泳ぎだします
ヤリタナゴとマツカサガイの写真

ヤリタナゴとマツカサガイ

ヤリタナゴ(上)とタイリクバラタナゴ(下)の比較写真

ヤリタナゴ(上)とタイリクバラタナゴ(下)

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