マツカサガイ・ホトケドジョウ

更新日:2024年05月25日

マツカサガイ(淡貝目イシガイ科)の特徴
  マツカサガイ(淡貝目イシガイ科)
殻長 5~6センチメートル
殻高 3センチメートル内外
形態 殻は卵形で厚い。色調は小さいうちは黄褐色ですが、大きくなると黒くなります。殻の頂部にさざなみ状の模様があることが特徴です。内面は真珠のように光沢があります。
生活 砂や砂礫質の川底で水量が比較的安定した水のきれいな小河川に生息しています。二枚貝は、長い距離を移動することができないので、冬でも水がかれないこと、エサとなるプランクトンが供給される場所が必要です。
繁殖 春から夏にかけて、めすはグロキディウム幼生という小さな二枚貝の形をした幼生を放出します。この幼生は水底に落ちて、水底に生息しているホトケドジョウやシマドジョウなどの背びれや胸びれなどに付着・寄生し、栄養分を吸収し、ある程度大きくなると幼生は川底におちて稚貝となり、成長していきます。1年で1センチメートルほどの大きさになります。
2枚のマツカサガイの貝殻の写真
ホトケドジョウ(ドジョウ科)の特徴
  ホトケドジョウ(ドジョウ科)
全長 ドジョウの仲間では比較的短い種で、6センチメートル内外。
形態 ホトケドジョウ (ドジョウ科)
生活 わき水のあるゆるやかな細流で、砂泥底に生息しています。
繁殖 産卵期は春で、水草などに産卵します。卵は球形で、ふ化後すぐに水中を泳ぎます。
水中のホトケドジョウの写真
ホトケドジョウのひれに寄生したグロキディウム幼生の写真

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