母屋兼蚕室の解体後の発掘調査を行いました

更新日:2023年05月31日

母屋兼蚕室の解体後 東半分の精査後の様子

母屋兼蚕室の解体後 東半分の精査後の様子

令和5年1月23日から高山社跡の母屋兼蚕室の床面の発掘調査を実施しました。発掘調査では、湿気対策等、養蚕の工夫が確認されました。建物跡中央部では土間コンクリートが確認され、東部でタタキが検出されています。検出されたタタキは石灰、小礫、ニガリの混合物を叩き締めて構築された特殊なものです。

また、カマドやイロリの痕跡と見られる被熱痕が検出されて、現在の位置にイロリが作られる前の試行錯誤の様子がわかりました。地盤を固めるためと思われる礫の埋め込みも確認でき、建築時の工夫が一つ明らかになりました。

高山社跡発掘調査タタキの様子

タタキ

高山社跡発掘土間コンクリートの様子

土間コンクリート

高山社跡発掘炉の様子1

高山社跡発掘礫の埋め込み1

礫の埋め込み部分

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