帯状疱疹について

更新日:2023年07月01日

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスが原因となって起こる皮膚の病気です。

帯状疱疹は50歳以上の人に発症率が高く、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。

症状

体の片方の一部にピリピリとした痛みがあらわれ、その部分に水ぶくれを伴う、赤い発疹が出る皮膚の疾患です。
症状の多くは、上半身にあらわれますが、顔や目、頭などにあらわれることもあります。痛みは徐々に増していき、夜も眠れないほど激しい場合もあります。
多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり、これは「帯状疱疹後神経痛(PHN)ピーエイチエヌ」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症です。

原因

多くの人が、子どものときに感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内に潜伏し、加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、帯状疱疹を発症します。

治療方法

帯状疱疹の治療は、原因となっているウイルスを抑える抗ウイルス薬と、痛みに対する痛み止めが中心となります。

合併症や後遺症を引き起こさないためにも、帯状疱疹の疑いがある場合は速やかに受診しましょう。

予防方法

日頃から健康的な生活習慣を保ちましょう

帯状疱疹は、加齢や疲労などによる免疫力の低下に伴い、誰でも発症する可能性のある病気です。

加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下すると、潜伏していた水痘・帯状疱疹ウイルスが再び活性化しやすくなります。
帯状疱疹になりにくい体づくりのためには、食事のバランスに気をつける、睡眠をきちんととるなど、日頃から体調管理を心がけることが大切です。

帯状疱疹予防接種

50歳以上の人は、予防接種を接種することによって帯状疱疹を予防することができます。
帯状疱疹予防接種は任意の予防接種です。接種は帯状疱疹を発症しないための選択肢のひとつになります。
帯状疱疹予防接種には、生ワクチン不活化ワクチンの2種類があり、それぞれ接種回数や接種に要する費用も異なります。また、接種ができない人、あるいは注意を必要とする人もいますので、接種にあたってはかかりつけ医にご相談ください。

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