地籍調査について

更新日:2022年03月04日

地籍調査とは

人に関する記録として戸籍があるように、土地に関する記録を「地籍」といいます。日本の国土を正確に、そしてもれなく記録するための土地の基礎調査が地籍調査です。
調査内容は、一筆ごとの土地について所在、地番、地目、境界の調査、登記簿に記載された所有者に関する確認と、境界の測量および面積の測定です。この調査結果により、一定の手続きを経た後、登記所にある登記簿や公図が書きかえられ、不動産登記に反映されます。

地籍調査の必要性

西欧先進国では、すでに地籍調査を完了し、土地の高度利用が図られています。わが国においては明治時代に尺貫法で作成された図面が、現在も土地台帳附属地図として土地台帳が廃止された今日でも利用されています。この地図は、当時の幼稚な測量技術や課税に対する配慮などで、実際の土地と比べて不正確なものとなっています。
土地を基準として国民に課せられる各種の負担も、正確な地籍に基づいて行われなければ平等の趣旨に反することになります。よって、地籍の不備、欠陥を早急に改善する必要があります。

地籍調査の効果

地籍調査の結果は、土地に関するあらゆる施策の基礎資料として、広範囲に利用できます。

主な効果には、以下のようなものがあります。

  1. 土地の境界が明確になり、紛争がなくなります。
  2. 精度の高い地図により、土木、土地改良、都市計画図等の事業計画が図上ででき、費用の節約ができます。
  3. 土地の売買、分筆、合筆等が容易におこなえるようになります。
  4. 税金等の負担の公平化ができます。
  5. 土砂崩れ、水害等の災害が起きた場合、各土地が経度、緯度と関連づけられているため、元の位置を容易に復元できます。

藤岡市地籍調査状況一覧

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