神流川の安定水利権取得について

更新日:2021年12月01日

「安定水利権」が、令和3年5月27日付取得となりました。

概要

市の水道用水は、表流水(神流川の水)62%と地下水(井戸水)38%でまかなわれています。
当初、市では昭和30年代に水道事業が始まりましたが、当時は給水区域が狭く、人口も少なかったため地下水だけで水道用水をまかなえ、その後の需要の増加も地下水の増設でまかなえる計画でした。このため、昭和43年に完成した下久保ダムの建設計画には参加することはなく、神流川から取水する安定水利権を取得しませんでした。
神流川から安定的、継続的に取水できる安定水利権を確保するため、昭和60年から八ッ場ダム建設計画に参加し、国土交通省から安定水利権の許可取得を目指してきました。

八ッ場ダム建設計画との関係性

・八ッ場ダム建設計画に参加することで、まず神流川からの暫定水利権を得ることができました。
・八ッ場ダムが完成し得られた藤岡市のダム使用権と、下久保ダムにある東京都のダム使用権を水源振替し国の許可を得たことで、神流川からの安定水利権が取得となりました。
・市がこれまでに支出した八ッ場ダムに係る負担金は総額で約32億円となっており、今後も八ッ場ダムの維持管理費を負担していきます。

安定水利権が取得できたことによるメリット

・暫定水利権は、渇水期において安定水利権より先に取水制限される不安定な水利権でしたが、ダムが完成し、新たに生み出された水量に対する水利権になったため、安定的に水が確保されました。

この記事に関するお問い合わせ先

上下水道部水道工務課給水工務第2係

住所:〒375-8601群馬県藤岡市中栗須327番地
電話番号:0274-40-2818
ファクス番号:0274-22-1960

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