令和5年度決算概況

（1）総括事項

給水状況

本年度は給水人口60,645人、給水戸数27,314戸、配水量8,638,563立方メートル、有収水量7,374,601立方メートルで、有収率は、85.4％でした。前年度と比較すると、給水人口で547人の減少、給水戸数で259戸の増加、総配水量で146,064立方メートル（1.7％）の増加、有収水量では、59,427立方メートル（0.8％）の増加、有収率では、0.7％の低下となりました。
また、1日最大配水量は、11月1日の26,599立方メートルでした。

（2）建設改良工事等

配水管の拡張工事として、延長で約358mの布設を行い、老朽管布設替工事として、延長で約383メートルの布設替を行いました。
建設改良工事では、中央浄水場など浄水施設における機械設備、水質計器の更新工事に加え、2カ年事業の中央浄水場監視装置更新事業を実施しました。更新工事の事業費として、総額572,275千円を支出しました。

（3）経営状況

水道事業収益1,399,417千円、水道事業費用1,208,312千円で191,105千円の純利益が生じました。これは、経費節減などの不断の努力により、支出が抑制されたことが黒字に結びついたものと考えられます。
未処分利益剰余金については、減債積立金使用後のその他未処分利益剰余金190,457千円を計上し、当年度純利益191,105千円と合わせ、当年度未処分利益剰余金は381,562千円となりました。

（4）資本勘定支出

資本的収入は、95,240千円で、その内訳は、企業債92,600千円、負担金2,640千円でした。
資本的支出は、1,030,117千円で、その内訳は、建設改良費600,259千円、企業債償還金429,858千円でした。
収入が支出に対して不足する額934,877千円については、当年度分消費税および地方消費税収支調整額54,242千円、過年度分損益勘定留保資金690,178千円、さらに減債積立金190,457千円で補てんし、収支の均衡を図りました。

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