令和2年度決算概況

（1）総括事項

本年度の業務量については、整備戸数が8,816戸、水洗化戸数が7,582戸となり、前年度に比べ、整備戸数が74戸、水洗化戸数が124戸の増となった。また、年間総処理水量は、1,832,644立方メートルで、前年度に比べ20,365立方メートルの増となり、年間有収水量は、1,786,886立方メートルで、前年度に比べ、16,669立方メートルの増となった。

（2）建設改良工事等

建設改良事業では、事業費362,193千円で、1,721メートルの下水道布設工事を行い、区間延長は、109,524メートルとなった。処理区域面積については、462.2haとなり、前年度に比べ、16.8ha拡大した。

（3）経営状況

下水道事業収益755,542千円、下水道事業費用602,959千円で、差引額は152,583千円の純利益となった。これは、経費節減などの不断の努力により支出が抑制されたことが、黒字に結びついたものと考えられる。未処分利益剰余金については、当年度純利益として152,583千円を計上した。

（4）資本勘定収支

資本的収入は、553,935千円で、その内訳は、企業債233,400千円、負担金24,409千円、補助金295,826千円、水洗化改造貸付金償還金300千円であった。資本的支出は、740,044千円で、その内訳は、建設改良費362,193千円、企業債償還金377,851千円で、収入が支出に対して不足する額186,109千円については、当年度分消費税および地方消費税資本的収支調整額5,844千円、引継金36,375千円、当年度損益勘定留保資金143,890千円で補てんし、収支の均衡を図った。

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