令和4年度第22回記者会見(令和5年2月15日)

更新日:2025年01月31日

目次

  1. 令和5年度予算の概要

詳細

みんなで育む 地域の絆と藤岡ブランド!

元気発信! 躍動する藤岡創生予算(令和5年度版)

予算総括

令和5年度一般会計予算総額

279億8,000万円  (前年度比プラス8.4%)

予算編成方針

第5次藤岡市総合計画(計画期間:平成30年度から令和9年度の10年間)の理念や市長の基本姿勢である「地域コミュニティの維持・強化」に、「10年、20年先の都市環境を創造するまちづくりの推進」を加えた「藤岡市まちづくりビジョン」の以下の4項目を柱とした諸施策に積極的に取り組む予算とした。

  1. 住環境整備による住みよさが持続するまちづくり
  2. 高速交通・拠点性を活かした産業発展のまちづくり
  3. 豊かな自然資源を活かした環境共生のまちづくり
  4. 地域を支える人と絆を育むまちづくり
予算の概要

前年度比プラス 21 億6,000 万円の主な要因および歳出では、令和4年度末で学校給食センター事業特別会計を廃止し、令和5年度から一般会計に移行したこと(プラス5 億3,785 万3 千円)。また、複合施設建設工事着工に伴う増額(プラス12 億3,887 万3 千円)、子ども福祉医療費の高校生世代までの拡充(プラス4,300 万円)、第2子以降の学校給食費無償化による影響額(プラス1 億0,200 万9 千円)や電力価格の高騰による電気料の増額(プラス8,923万7 千円)。
歳入では、雇用や個人消費の改善、固定資産税の増額を見込み、個人市民税で29 億2,001 万8 千円( 対前年度比 プラス0.6%)、固定資産税で42億8,523 万7 千円(対前年度比プラス3.7%)の増収を見込む。また普通交付税や複合施設建設工事関係の国庫補助金などで増額を見込むが、臨時財政対策債は大幅な減額(対前年度比マイナス 50%)を見込む。借金返済のための支出が通常見込まれる収入に占める割合を示す「実質公債費比率」は令和3年度の7.0%から、令和4年度では6.2%、令和5年度では5.5%となる見込みであり、財政の健全化が図られた。

令和5年度一般会計予算歳入の状況

雇用や個人消費の改善、固定資産税の増額を見込み、市税では増額。また、普通交付税や複合施設建設工事関係の国庫補助金などで増額を見込むが、臨時財政対策債は大幅な減額を見込む。

令和5年度一般会計予算歳出の状況

総務費では、複合施設建設工事着工やや子ども福祉医療費の高校生世代までの拡充により増額。一方、商工費では東平井工業団地(第2 期)の発掘調査の終了や企業誘致奨励金などにより減額。

新規・重点事業

住環境整備による住みよさが持続するまちづくり

安全・安心な暮らしを実現するため、医療福祉環境の更なる充実や災害に強いまちづくりを推進します。

(1)保険・医療・福祉施策の推進

2つの公立病院を中心に、将来にわたり良質かつ最適な医療を受けられる体制を拡充するとともに、地域共生社会の実現に向け、市民・行政協働の支援体制づくりや地域包括ケアシステムの強化に取り組みます。

  1. 新型コロナウイルス対策事業(重点)(健康づくり課)
  2. アクティブシニア運動塾事業(新規)(元気長寿課・健康づくり課・保険年金課)
  3. 健( 検) 診受診率向上対策事業(新規)(健康づくり課・保険年金課・元気長寿課)
  4. 高齢者の保健事業と介護予防等の一体的な実施事業(新規)(保険年金課・元気長
  5. 犯罪被害者等見舞金事業の創設(新規)(地域づくり課)
(2)防災機能の強化

激甚化する自然災害に対応するため、地域と連携した防災体制を強化し、市有施設や避難所に太陽光発電・蓄電システム等を整備することで、安心・安全で災害に強いまちづくりを推進します。

  1. 消防団ポンプ車整備事業(重点)(地域安全課)
  2. 消火栓工事負担金事業(重点)(地域安全課)
  3. 避難場所案内看板更新事業(重点)(地域安全課)
  4. 防災ふじおかボイス事業(重点)(地域安全課)
(3)公共施設・公共交通の整備

人口減少に伴う都市の低密度化や高齢者等の移動手段の確保など、社会情勢が大きく変化していることを踏まえて、公共施設の効果的・効率的な整備・運営、情報インフラの整備と公共交通の利便性を向上させることで、自立的で持続的なまちづくりを推進します。

  1. 複合施設建設事業(重点) (複合施設建設室)
  2. 新火葬場建設事業(重点)(市民課)
  3. 公共交通調査委託事業(新規)(地域安全課)
  4. ごみ収集所整備費補助事業(拡充)(清掃センター)
高速交通・拠点性を活かした産業発展のまちづくり

企業誘致や地域産業の育成を進め、人々が集い・交流する全国一の産業交流拠点を実現します。

(1)産業基盤の強化

全国でもトップクラスの交通の要衝という利点を活かし、藤岡インターチェンジ周辺に工業団地の造成を推進し、製造業など従来の基幹産業に加え、Society5.0 の到来に向けたIT・次世代産業等の企業誘致も視野に入れ、雇用の創出や税収確保に繋げます。

  1. 幹線道路等整備事業(重点)(土木課・都市施設課)
  2. 東平井工業団地(第2期)整備事業(重点)(商工観光課)
  3. 西部工業団地(第3期)および 藤岡IC西産業団地(第2期)整備事業(重点)(商工観光課)
  4. 新規産業団地検討事業(重点)(企画課)
(2)地域産業の育成

商工会議所・商工会等と連携し、商工業活性化策の充実や創業希望者に対する支援を進めることで、地域経済や産業の活性化を図るとともに、経営基盤の強化を促進します。

  1. 空き店舗活用事業(重点)(商工観光課)
  2. 工業団地PR動画作成事業(新規)(商工観光課)
  3. 合宿型インターンシップ事業(新規)(商工観光課)
  4. 進路指導教職員見学会事業(新規)(商工観光課)
  5. 企業誘致奨励事業 (重点)(商工観光課)
(3)観光資源の磨き上げ

人々のにぎわいと活気あふれる藤岡を実現するため、観光資源の魅力度向上を図るとともに、その魅力を活かした観光プログラムを広く発信し、市外から多くの人を呼び込む仕組みづくりを推進します。

  1. 桜山公園整備事業(重点)(にぎわい観光課)
  2. 三波石峡遊歩道改修事業(重点)(にぎわい観光課)
  3. ららん藤岡観光物産館および花の交流館整備事業(新規)(商工観光課)
  4. 地域力創造アドバイザー事業(重点)(企画課)
豊かな自然資源を活かした環境共生のまちづくり

市域の約60%を占める山林の有効活用と農地の集約化を推進し、自然環境と都市機能が共存する持続可能な田園都市を形成します。

(1)豊富な自然資源の活用

2050年に向けた「ふじおか5つのゼロ宣言」をもとに、豊かな自然を将来に渡って継承していくため、森林環境譲与税等を活用して山林の保全・地産地消を進めるとともに、バイオマスや太陽光などの再生可能エネルギーの有効活用や環境対応設備の導入を推進し、脱炭素社会に向けたまちづくりに取り組みます。

  1. 電気自動車(EV)導入事業(新規)(環境課)
  2. 住宅用再生可能エネルギー設備等設置費補助事業(拡充)(環境課)
  3. ふじおか森林の学校事業(新規)(森林課)
  4. ふるさとの木で家づくり支援事業(拡充)(森林課)
(2)力強く持続可能な農業の実現

田園景観を保全しつつ効率的な農地利用を進めるとともに、観光農園などを通して農作物のブランド化を推進し、農業経営者が魅力と生きがいを感じられるような農業経営を実現します。

  1. 観光農園団地プロジェクト事業(新規)(農政課)
  2. イチゴ「やよいひめ」PR動画作成等事業(重点)(農政課)
  3. 藤岡揚水機場施設整備事業(新規)(農政課)
  4. 圃場整備・農道整備事業(重点)(農政課)
(3)自然・歴史文化の継承

世界文化遺産「高山社跡」や6世紀代国内最大級の規模を誇る古墳など、古くから栄えてきた歴史と文化を将来に引き継いでいくため、デジタル技術の活用も含めた文化財の保存・整備、地域伝統文化の継承を推進します。

  1. 行事食提供事業(新規)(学校給食センター)
  2. 高山社跡保存整備事業(重点)(文化財保護課)
  3. 文化財資料等デジタルアーカイブ事業(重点)(文化財保護課)
地域を支える人と絆を育むまちづくり

デジタル化社会を見据えた教育を進めるとともに、「人と人との絆」を育み、地域全体で支え合うまちづくりを推進します。

(1)地域コミュニティの維持・強化

各地区で山積している課題や悩みに対して、行政と住民が同じ視線で力を合わせて取り組み、地域力と市全体のポテンシャルの向上を図ることで、複雑化・多様化する地域課題を解決し、誰一人取り残さない藤岡を実現します。

  1. 地域づくりセンター開設関係事業(新規)(地域づくり課)
  2. 地域づくり協議会交付金事業(新規)(地域づくり課)
  3. 多目的ホール冷暖房設備改修事業(重点)(地域づくり課(R4:生涯学習課)
  4. 市制施行70周年プレ事業(新規)(企画課)
  5. ふれあい広場整備費等補助事業(拡充)(都市施設課)
(2)子育て支援・教育施策の推進

次世代の藤岡を担う子どもたちが健やかに育ち、安心して子育てができる拠点の整備を進めます。また、妊婦・乳幼児に対するきめ細やかな健診やサポートを行うとともに、小中一貫教育、コミュニティスクールに加え、ICTを活用した教育を推進することで、妊娠・出産から保育・教育まで地域全体で子どもたちを育む環境を構築します。

  1. 第2子以降学校給食費無償化等事業(新規)(学校給食センター)
  2. 福祉医療費(子ども福祉医療費)高校生世代までの拡充(新規)(保険年金課)
  3. 小学校水泳学習市民プール活用事業(新規)(教育総務課)
  4. 部活動地域移行モデル事業(新規)(学校教育課)
(3)地方創生・地方回帰の促進

地方回帰の機運の醸成に併せ、「都心へのアクセス性」、「豊かな自然・適度な空間」、「福祉医療・防災の充実」といった藤岡市の特長を活かし、地方創生の推進と移住者の増加を図ります。

  1. 移住定住支援員導入事業(新規)(鬼石振興課)
  2. 企業版ふるさと寄附金事業(重点)(企画課)
  3. ふるさと寄附金事務委託事業(重点)(企画課(R4:地域づくり課))
社会・経済・暮らしのデジタルシフト

デジタル技術や情報通信技術の発展に伴い多様化する市民生活に対して、誰もが暮らしやすく便利で安全・安心なデジタル社会の実現を目指します。

  1. 書かない窓口導入による実証実験(新規)(行革・デジタル推進課(R4:総務課))
  2. おくやみ窓口導入事業(新規)(市民課)
  3. 統合型GIS導入事業(新規)(行革・デジタル推進課(R4:総務課))
  4. 地域活性化起業人活用事業(新規)(行革・デジタル推進課(R4:総務課))
  5. 勤怠管理システム導入事業(新規)(職員課)

県内初もしくはトップランナーである藤岡市の特徴的な施策

  1. 全国トップレベルの群馬県の中でも特に手厚い福祉医療助成(全国トップレベル)(保険年金課)
  2. 内容・会場数ともに県内トップクラスの高齢者向け筋力トレーニング教室(全国注目)(元気長寿課)
  3. 2つの公立病院による地域医療ニーズに応じた医療体制の充実(県内屈指)(健康づくり課・鬼石病院)
  4. 立地条件抜群の県内有数の産業団地(県内屈指)(商工観光課)
  5. 「全国道の駅グランプリ」第6位のららん藤岡運営(全国上位)(商工観光課)
  6. 貸付実績県内35 市町村で5位(234.5ha)とトップクラスの農地中間管理事業(県内屈指)(農政課)
  7. 安心して出産・子育てができるための支援(県内屈指)(子ども課)
  8. 小学校就学前の相談・支援の場として5歳児健康診査を実施(県内初)(子ども課)
  9. 2回のおたふくかぜワクチン接種を全額助成(県内初)(子ども課)
  10. 「連携型小中一貫校」による小中一貫教育を推進(県内初)(学校教育課)
  11. 市内全校でのコミュニティ・スクール実施(県内初)(学校教育課)
  12. 電子書籍の導入による安心で便利な「電子図書館」サービスの実施(図書館)

問い合わせ

財政課(0274-40-2821)


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この記事に関するお問い合わせ先

企画部秘書課広報広聴係

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