環境マネジメントシステム

更新日:2021年12月01日

環境マネジメントシステムとは、事業者が自主的に環境保全に関する取組を進めるに当たり、環境に関する方針や目標等を自ら設定し、これらの達成に向けて取り組んでいくことを「環境管理」又は「環境マネジメント」といい、このための工場、事業場や行政機関内の体制・手続き等を「環境マネジメントシステム(Environmental Management System)」といいます。
環境マネジメントシステムには、国際規格・ガイドラインである「ISO14001」のほかに「エコアクション21」や「群馬環境スタンダード(環境GS)」などがあります。

環境マネジメントシステムの必要性は?

地球環境問題に対応し循環型社会を形成するには、あらゆる局面で環境へ配慮して負荷を減らす必要があります。そのためには、事業者自らが自主的かつ積極的に環境保全に取り組んでいくことが求められます。その手段として、環境マネジメントシステムは非常に有効です。

導入のメリットは?

1.組織全体での環境保全意識の向上が図られます。
2.企業の社会的地位の向上やイメージアップが図られます。
3.環境に関する規制が強化されていく中で、環境リスク管理が行えます。
4.適切な環境関連経費の管理により、中長期的なコストの削減ができます。
5.廃棄物の減量化につながります。
6.取引先が拡大し、ビジネスチャンスが拡がります。

環境マネジメントシステムの規格

ISO14001は、環境マネジメントシステムの仕様(スペック)を定めた規格であり、ISO規格に沿った環境マネジメントシステムを構築する際に守らなければいけない事項が盛り込まれています。
ISO14001のページ(環境省・外部リンク)
ISO認証取得支援事業補助金(内部リンク)
エコアクション21
「環境への取組みを効果的・効率的に行うシステムを構築・運用・維持し、環境への目標を持ち、行動し、結果を取りまとめ、評価し、報告する」ための方法として、ISO規格をベースとして環境省が策定した環境経営システムです。中小事業者でも取り組みやすい仕組みとなっており、経費削減や生産性の向上が期待できます。
また、環境活動レポートを作成・公表しますので、取引先や消費者などからの信頼性が高まります。
エコアクション21のページ(環境省・外部リンク)
エコアクション21認証・登録支援事業(群馬県・外部リンク)
環境GS(ぐんまスタンダード)認定制度
環境GS(ぐんまスタンダード)認定制度は、群馬県内の事業者が、温室効果ガスを持続的に削減するための計画(Plan)を立て、実行(Do)、点検(Check)、見直し(Action)を行う体制、いわゆる「環境マネジメントシステム」を整備し、これを組織的に運用することを支援するものです。
また、その取り組みを群馬県が認定・公表することで、地球温暖化防止に配慮した事業活動の普及を図ることを目的としています。
群馬県環境GS認定制度(群馬県・外部リンク)
認定事業者一覧(群馬県・外部リンク)

関連情報

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