鮎川水質調査結果
鮎川水質調査は、鮎川流域におけるゴルフ場開発が鮎川本川とその支川に及ぼす影響を把握するために平成元年に開始しました。
令和2年度も、鮎川とその支川について、汚染物質等の混入状況を把握することおよび今後の環境保全を考える基礎資料とすることを目的として水質調査を実施しました。
鮎川は環境基準の河川類型指定を受けていないため、合流先である鏑川に指定されている河川A類型を採用し、環境基準との比較を行いました。
pHについて
8調査で3地点、環境基準(6.5~8.5)を超過しました。
DOについて
環境基準(7.5ミリグラム以上/リットル)を超過した地点はありませんでした。
BODについて
環境基準(2.0ミリグラム以下/リットル)を超過した地点はありませんでした。下流に向かうほどBOD濃度の上昇が確認できますが、これは、鮎川下流部における生活排水等の流入が要因であると考えられます。
SSについて
年間を通し全地点で環境基準を満足しています。
大腸菌群数について
7月調査時に2地点で環境基準を超過しました。これは、生活排水等の流入が要因であると考えられます。1月調査では1地点で環境基準を超過しました。
令和2年度環境基準適合項目調査結果
調査年月日 | 水素イオン濃度(pH) | 溶存酸素量(DO:ミリグラム/リットル) | 生物化学的酸素要求量(BOD:ミリグラム/リットル) | 浮遊物質量(SS:ミリグラム/リットル) | 大腸菌群数(MPN/100ミリリットル) | ||
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環境基準:A類型 | 6.5~8.5 | 7.5以上 | 2以下 | 25以下 | 1,000以下 | ||
本川 | 小柏地区上流 | 令和2年8月12日 | 7.9 | 8.8 | 0.5未満 | 1未満 | 790 |
令和2年12月8日 | 8.0 | 12.7 | 0.5未満 | 1未満 | 23 | ||
金井橋上流30m | 令和2年8月12日 | 8.5 | 9.5 | 0.5未満 | 2 | 700 | |
令和2年12月8日 | 8.3 | 13.4 | 0.5 | 1 | 70 | ||
多野橋下流20m | 令和2年8月12日 | 8.8 | 9.1 | 0.5未満 | 3 | 未調査項目 | |
令和2年12月8日 | 8.4 | 11.9 | 0.7 | 1 | 未調査項目 | ||
鮎川橋下流30m | 令和2年8月12日 | 9.0 | 8.8 | 1.0 | 7 | 700 | |
令和2年12月8日 | 8.5 | 12.2 | 0.8 | 7 | 130 | ||
支川 | 大谷川 | 令和2年8月12日 | 8.1 | 9.1 | 0.5未満 | 1未満 | 未調査項目 |
令和2年12月8日 | 8.0 | 12.0 | 0.5未満 | 1未満 | 未調査項目 | ||
コパカ沢 | 令和2年8月12日 | 7.9 | 9.1 | 0.5未満 | 2 | 110 | |
令和2年12月8日 | 8.0 | 11.5 | 0.5未満 | 1未満 | 23 | ||
不動沢 | 令和2年8月12日 | 7.8 | 9.3 | 0.5未満 | 1 | 230 | |
令和2年12月8日 | 7.9 | 12.2 | 0.5未満 | 1未満 | 49 | ||
鈩沢川 | 令和2年8月12日 | 8.5 | 8.6 | 0.5未満 | 1 | 2,300 | |
令和2年12月8日 | 8.3 | 12.7 | 0.8 | 1 | 11,000 | ||
大平沢 | 令和2年8月12日 | 8.1 | 8.9 | 0.5未満 | 4 | 未調査項目 | |
令和2年12月8日 | 8.1 | 10.5 | 0.5未満 | 3 | 未調査項目 |
備考:表中の太文字は、環境基準(河川A類型)を満足できなかったことを示しています。
<用語解説>
水素イオン濃度(pH)
pHは、水が酸性であるかアルカリ性であるかを表す指標です(pHの値が大きい=アルカリ性、pHの値が小さい=酸性)。微生物による有機分解、汚染水の流入や工業用水の流入もpHへ影響を及ぼします。
溶存酸素量(DO)
DOとは、水中に溶解している酸素のことであり、河川水や湖沼水の自浄作用や魚類などの水生生物の生息に必要不可欠なものです(DOの値が低下→水の汚れが進んでいる)。一般に魚が生息するために必要なDOは5.0ミリグラム/リットルとされています。
生物化学的酸素要求量(BOD)
汚濁物が水中のバクテリアによって分解される時に必要な酸素の量をいいます。河川の汚染状態を表すのに用いられ、数値が大きいほど水質汚濁が著しい。
浮遊物質量(SS)
水中に浮遊する物質の量をいい、数値が大きいほど水質汚濁が著しい。SSは粘土分を主体とし、大量増加すると、沈澱、堆積し、腐敗を引き起こし、時に悪臭を発生する原因となり、水生生物の活動を妨げ、死に至らしめることになります。
大腸菌群数
大腸菌および大腸菌とよく似た性質を持つ自然界由来の菌の総称です。すなわち、乳糖を分解して酸とガスを生産する細菌群のことをいいます。大腸菌が水中に存在するということは、人畜のし尿などで汚染されている可能性を示します。
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更新日:2025年02月25日