9月は群馬県自殺予防月間です

日本では、年間約2万人の方が自殺で亡くなっています。本県でも毎年350人前後の尊い命が自殺により失われており、自殺による死亡率は全国平均を上回っています。
そこで県では、毎年9月を「自殺予防月間」として、関係機関等と連携して、相談窓口の周知のほか、講演会の開催や動画配信など、自殺予防の取組を強化しています。自殺はその多くが追い込まれた末の死であり、社会全体で取り組むべき問題です。まずは、自殺について知ってください。また、悩んだときは相談してください。自殺は、健康問題、経済問題、家庭問題、職場や学校の人間関係についての悩みなど様々な要因により追い込まれた末の死であり、現代社会ではだれもがこころの健康を損なう可能性があります。
ひとりで悩みを抱え込まず、まずはだれかに相談しましょう。また、身近な人の悩みに気づいたら、声をかけ、話を聴いて、相談機関へつなげてください。
市では、随時こころの相談を受け付けています。

群馬県では、令和4年の自殺者346人のうち、男性229人、女性117人と男性は女性の約2倍であり、特に中高年(40歳代～60歳代)の男性は、自殺者全体の約3分の1でした。中高年の男性は、失業や借金などによる経済的な問題や仕事面での責任の増大や職場での孤立、身体的にも生活習慣病やがんで体調を崩す等、様々な問題が起きやすい年代です。しかしその反面、周囲に悩みを話したり、弱みを見せることに抵抗を感じている方も少なくありません。周りの方で悩んでいる方がいたら、まずは声をかけて、話を聞いて、一人で背負わずに相談機関につなげてください。