和算の大家 関 孝和

関孝和肖像画(個人蔵・こちらの画像は貸出不可です)
関孝和(せきたかかず)は、近世日本数学を代表する数学者ですが、関孝和の生涯を知る資料は余りにも少ないのが現状です。
孝和は、内山七兵衛永明の第二子として生まれました。その生年は定かではありませんが、寛永19年(1642年)、もしくはその数年前と推測されています。その生地についても上州藤岡あるいは江戸の2説があります。20代にいたって関五郎左衛門の養子となり、関孝和と名乗ることになりました。関孝和の幕府における勘定吟味役は今日の会計検査官のような職務であり、御納戸組頭も将軍家の財産管理を司る管理職でした。このように見ると関孝和はその生涯を財政関係の職務に捧げたことが分かります。
関孝和は、算木を使って高次方程式を解く天元術に改良を加えて筆算式の高等代数学である点竄術を発明し、数学の多くの分野における理論的研究を行い、体系化を試みるなど卓越した業績を残しました。その業績により我が国では「算聖」と呼ばれ、さらに同世代に出たイギリスのニュートン、ドイツのライプニッツとともに世界三大数学者として尊称されています。
関孝和についての詳細は以下のリンクをクリックしてください。
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更新日:2025年03月04日