牛田廃寺跡
牛田廃寺跡は、平成30年(2018)に新たに発見された奈良時代初頭に創建された古代寺院跡です。3棟の建物跡が発見されましたが、金堂と考えられる建物から寺院の基礎である基壇(きだん)が検出され、その周囲から大量の瓦が出土しました。寺院の創建は8世紀前半、廃絶は9世紀前半と推測され、およそ1世紀の間、法灯を守っていた寺院でした。
また、道忠によって建てられ、最澄の東国伝道の拠点となった、浄土院浄法寺(緑野教寺)と至近距離に存在し、何らかの関係性がある可能性が非常に高いと思われます。
藤岡市ではじめて発見された古代寺院跡であり、これまで不明確であった藤岡市における古墳時代以後の様相や東国の古代仏教史を知る上で非常に重要な遺跡です。
発見された大量の瓦
軒丸瓦
- 指定日 令和6年9月10日
- 所在地 藤岡市牛田
- 見学について:こちらの史跡は現在見学できません。
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更新日:2025年02月27日