施設内の様子

更新日:2022年02月10日

母屋兼蚕室

高山社跡 母屋兼蚕室

母屋兼蚕室

蚕室には障子の欄間や天井のコマガエシが付けられました。
屋根には天窓(「気抜き」「櫓(やぐら)」「越屋根」ともいう)と呼ばれる換気用の小屋根が3つあり、各部屋には火鉢が置かれました。これにより、通気をよくし、温度、換気の管理・調節ができるようになっていました。

令和3年度より修復保存工事をしています。

詳しくは次のリンク先をご覧ください。母屋兼蚕室修復工事について

高山社跡 母屋兼蚕室の二階の様子

母屋兼蚕室内(2階蚕室)

温度と換気の微調整を行うため、2階床下には火鉢を置くボックスが設置されました。また、換気のため棚の下は1階から2階へと空気が吹き抜けるように、開閉できる構造となっています。

長屋門

長屋門

長屋門

長屋門は江戸時代後期の建築と考えられ、現在は瓦葺ですが、以前は板葺屋根だったと思われます。中には門番が住んでいた部屋があり、土間と小部屋に分かれています。

焚屋

焚屋外観

焚屋(風呂)

母屋兼蚕室の裏には焚屋(風呂)があります。
東西6.4メートル、南北2.9メートル。
内部は向かって右側が炊事場、薪倉庫、左側が風呂になっています。

桑貯蔵庫

桑貯蔵庫

桑貯蔵庫

母屋兼蚕室と焚屋のさらに奥に、石垣で囲まれた桑貯蔵庫があります。
内側の大きさが東西4メートル、南北4.5メートル深さ2.6メートルです。
貯蔵庫として使われていた頃には屋根と壁があり、内部は仕切り壁で分けられ、はしごを降ろす場所がありました。

外便所

外便所外観

外便所

壁は三面が漆喰壁、東側一面は下見板張り。
南面には格子の小窓が配置されています。
内部は大便所が東側に2ヶ所、西側に1ヶ所配置され、その間に小便用があります。
内部の漆喰壁には生徒が書いたと思われる落書きが残っており、保存処理をして母屋内の資料室に展示しています。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会文化財保護課世界遺産係

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